リモートでテスターの仕事を始めよう!
リモートテスターとは
リモートテスターとは、リモートでソフトウェアテストを行うクラウドテスティングサービスに参加するテスターのことです。
クラウドテスティングサービスとは、インターネットを通じて、様々なデバイスや環境でソフトウェアの品質や機能を検証するサービスのことです。
リモートテスターは、自分の持っているデバイスやPCで、クラウドテスティングサービスの提供するテストケースに沿って、ソフトウェアの動作や不具合をチェックし、報告します
自分の好きな時間や場所でテストを行うことができるため、柔軟な働き方が可能です。
また、リモートテスターは、自分のスキルや経験に応じて、様々なソフトウェアやプロジェクトに参加することができるため、幅広い知識や技術を身につけることができます。
リモートテスターになるには
- 用意するもの
- 登録
- テスト作業の学習と依頼の待機
- 依頼の確認と承諾 - その際に注意すべき点
- テスト作業に着手する
- バグの報告
- 作業完了の報告(指示がある場合)
- 報告書の修正依頼対応
用意するもの
- 電話番号、本人確認書類
プラットフォームに登録する際に求められることがあります。
- メールアドレス
GmailやyahooメールでOKです。
- ネット回線
有線回線とWIFIルーターを使うにこしたことはないですが、 モバイルWIFIでも問題なく作業できます。
- PC Mac、Win、LinuxどのPCでも仕事はあります。 ノートPCでも十分です。
ただし、録画ソフトや動画編集ソフトを使い分けたり、 動画ファイルの編集(プライバシー情報のぼかしやサイズ圧縮)が発生するので、 保存容量をじゅうぶんに確保するほうがよいでしょう。
撮影スペックが求められるテストがまれにあります(金融系サービスで、顔を撮影する本人確認など)が、 テスター初心者はひとまず気にしなくてよいです。
- スマートフォン iPhoneかAndroidどちらか、もしくは両方あるとよいでしょう。 ふだん使い用の端末とは別で、テスト用の端末を持つことをおすすめします。 中古でじゅうぶんですが、新しい機種ほどテストの依頼が増えるでしょう。
2023年現在、iPhoneなら11以上、AndroidはOS 11以上をオススメします。
iPhone6やAndroid 9あたりがギリギリ。
古い端末の場合、アプリではなくwebサイトのテストなら仕事できますが、 端末の設定手順の情報が残っていなかったり、 案件が偏ってしまい”楽しい仕事”に出会う確率が減ったりと、細かいデメリットが多いです。
- 報酬受け取りサービスのアカウント
paypalかpayoneer、upwork経由が代表的です。 参加したいプラットフォームに対応しているサービスを用意しましょう。 uTestであればまずはpaypalアカウントがおすすめです。
登録
必要なものが準備できたら、登録に進みましょう。
- 登録フォームに必要情報(氏名、メールアドレス、パスワードなど)を入力します。
- 利用規約やプライバシーポリシーに同意し、登録を完了します。
- プロフィールを設定し、スキルや経験を記入します。
プロフィール文は以外と大切です。クライアントがテスターを検索するときに 読む可能性があります。自分の経験を書いておきましょう。
- 報酬受け取り情報を入力します。
テスト作業の学習と依頼の待機
登録が完了したら、テスターとしてのスキルを向上させるために学習に取り組みつつ、依頼を待ちます。
プラットフォームが提供するオンラインコースやYoutube動画を活用して、テスト技術やベストプラクティスを習得しましょう。
同時に、プラットフォーム上でテストプロジェクトの依頼を待ちましょう。
初めは依頼が少ないかもしれませんが、徐々に評判を築いていけば依頼が増えてきます。
依頼の確認と承諾 - その際に注意すべき点
依頼が届いたら、以下の点に注意して確認と承諾を行いましょう。
- 依頼内容の明確さ:依頼内容が十分に明確でないものは、ひとつひとつ問い合わせてもキリがないので、いっそ避けたほうがよいです。
- スケジュールと報酬:プロジェクトの納期や報酬について確認し、納得のいく条件で契約を結びましょう。
- テスト環境:必要なテスト環境やアクセス情報が提供されているか確認します。
避けるべき依頼の特徴についての記事を書いたので参考にしてください。
テスト作業に着手する
プロジェクトを受け入れたら、テスト作業に着手します。
- 段取りを考える:メモ程度でよいので、自分がこれからやることを書き起こしましょう。
- テスト実施:テストケースに基づいてソフトウェアをテストし、バグや問題を記録します。
- テスト報告書の作成:テスト結果をまとめ、報告書を作成します。
バグの報告
バグを見つけた場合、以下の情報を含めて詳細なバグ報告を作成しましょう。
- バグの重要度や優先度
- バグが再現する手順
- その手順で本来ならどうなっているはずなのかの記載
- 実際におきたバグの内容
- スクリーンショットやログファイルなどの証拠
作業完了の報告(指示がある場合)
テスト作業が完了したら、クライアントに報告を提出します。一部のプロジェクトでは、 特定の報告形式や指示に従う必要があります。報告が必要な場合は、指示に従いましょう。
報告書の修正依頼対応
クライアントから報告書の修正依頼がある場合、迅速かつ丁寧に対応しましょう。クライアントの要求に従って報告書を修正し、再提出します。
まとめ
ステップごとに細かい注意点はありますが、全体としてはシンプルです。
登録して、依頼を受けて、作業して、報告をする。
クラウドソーシングのソフトウェアテスターとして活動を本格的に続ける場合、継続的な学習とコミュニケーションが不可欠です。 クライアントとの円滑なコミュニケーションを保ち、プロフェッショナルなテスターとしての評判を築いていきましょう。